みかんの旬の時期は9月から3月でとくにおいしいのは11月から12月です。みかんは収穫時期によって呼び名が変わります。極早生(ごくわせ)は9月〜10月末。早生(わせ)は11月初め〜12月初め。中生(なかて)は11月末〜12月末。晩生(おくて)は12月〜3月となります。極早生みかんはまだ緑色をしていて少し酸っぱいです。早生みかんは極早生みかんより黄色くなってきて、少し甘みも増してきます。中生みかんはオレンジ色で甘く、一般的なみかんとなります。晩生みかんもオレンジ色で甘く、外皮果皮ともに厚めになってきます。みかんの栄養素は主にビタミンC、ビタミンA(β-カロテン)、食物繊維(ペクチン)、ヘスペリジン、カリウムです。ビタミンCは風邪の予防になり、肌の健康を保ちます。ビタミンA(β-カロテン)は皮膚や粘膜、目の健康を保ちます。食物繊維(ペクチン)は腸内環境を整え、便通を改善します。ヘスペリジンは血中コレステロールを下げる効果が期待できます。カリウムは体内の塩分バランスを調整し、むくみを予防します。この中でもヘスペリジンは柑橘類の皮や袋、スジに多く含まれるポリフェノールの一種でビタミンPとも呼ばれます。血管を拡張させ、末梢血流を改善する働きがあり、冷え性や肩こりの改善が期待できます。高血圧予防の効果も期待されています。また花粉症などのアレルギー反応による炎症を抑制する作用もあります。このようにみかんにはたくさんの栄養効果がありますよ。