さつまいもはもともと中南米原産です。それが中国へ広がり、日本へやってきました。17世紀ごろ中国経由で琉球(沖縄)にやってきて、そのあと鹿児島の薩摩へ広まったのでさつまいも(薩摩芋)と呼ばれるようになりました。

さつまいもは大きく分けると、ねっとり系、しっとり系、ホクホク系の3種類に分けられます。ねっとり系には「紅はるか」「安納芋」などがあり、しっとり系には「シルクスイート」、ホクホク系は「紅あずま」「鳴門金時」などが挙げられます。

さつまいもは10月から1月ごろにかけてが美味しく食べられる旬の時期になります。8月から11月ごろに収穫されるのですが貯蔵することで甘みが増し、美味しくなるので収穫時期と旬の時期にズレがあります。

さつまいもに含まれる主な栄養素を以下にまとめました。

食物繊維腸内環境を整え、便通を促進し、血糖値の急な上昇を抑える。糖尿病を予防する。肥満を予防する。
カリウム体内の余分な塩分を排出し、高血圧やむくみの予防に効果的。
カルシウム骨や歯の健康に役立つ。
マグネシウムエネルギーの代謝を助け、カルシウムとともに骨を形成し、血液の循環を維持する。
ビタミンA(β-カロテン)目や皮膚、粘膜を健康に保ち、免疫機能を正常に保つ働きがある。
葉酸赤血球を生産するので貧血の予防になる。細胞の生産や再生を助ける。
ビタミンC抗酸化作用があり、動脈硬化を予防する。

さつまいものビタミンCは水溶性のビタミンなので熱に弱い性質があるのですが、さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているので壊れにくく加熱しても効率よく摂取することができるようですよ。

また、さつまいもにはこれら以外にもヤラピンという成分を含みます。食品の中ではさつまいもにしか含まれません。さつまいもを切ったときに出る白い粘液です。胃の粘膜を保護し、ぜん動運動を促進します。この成分にはこのような整腸作用があるのですが、食物繊維と合わさることで便秘解消などの効果がよりいっそうあがります。

また、さつまいもにはポリフェノールも含まれています。まずすべてのさつまいもにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれております。もうひとつ、紫芋(果肉が紫色をしているさつまいも)にだけアントシアニンというポリフェノールが含まれております。それぞれの特長を以下にまとめました。

クロロゲン酸抗酸化作用がある。糖の吸収をゆっくりにする。脂肪の蓄積を抑える。メラニンの生成を抑える。
アントシアニン眼精疲労の予防など、目の働きを高める効果がある。

となります。

それにしても寒い時期にホカホカのさつまいもをホクホクいただくときはほんとうにしあわせな気持ちになりますね。